サブウェイシリーズは、地下鉄で全試合に行けたから付いた名前

ニューヨークの3球団が同じ街にあった時代、ワールドシリーズの会場が地下鉄でつながっていました。1921年に始まり、いまはヤンキース対メッツです。

先に3行でまとめます。

名前     観客が地下鉄だけで全試合を見に行けたから
         最初は1921年、ヤンキース対ジャイアンツ

なぜ     1920年代のニューヨークに球団が3つあった
         ブロンクス・マンハッタン・ブルックリンが地下鉄でつながっていた

いま     ジャイアンツもドジャースも移転し、1997年からヤンキース対メッツ
         名前だけが、球団が3つあった時代のまま残っている

球場が全部、同じ街にあった

サブウェイシリーズは、ニューヨークの球団どうしが戦うワールドシリーズのことです。

1920年代のニューヨークには、球団が3つありました。

球団 球場 場所
ヤンキース ヤンキースタジアム ブロンクス
ジャイアンツ ポロ・グラウンズ マンハッタン北部
ドジャース エベッツ・フィールド ブルックリン

この3つが、地下鉄でつながっていました。 ワールドシリーズが同じ街の球団どうしになると、観客は電車だけで全試合を見に行けました。 ここから「サブウェイシリーズ」と呼ばれるようになります。

最初は1921年、ヤンキース対ジャイアンツでした。1920年代の終わりには、新聞がこの呼び名を使っています。

相手が2回入れ替わっている

ニューヨークから球団が出て行ったので、対戦相手が変わりました。

1921〜   ヤンキース × ジャイアンツ
         ジャイアンツがカリフォルニアへ移転
         ドジャースがその位置に入る
         ドジャースもロサンゼルスへ移転
1997〜   ヤンキース × メッツ

いま「サブウェイシリーズ」と言えばヤンキース対メッツです。 ただし名前だけは、球団が3つあった時代のまま残っています。

帽子になっているのは、この関係

サブウェイシリーズのキャップは、2チームを1つの帽子に載せたものです。

普通のチームキャップは、どちらのファンかがはっきり分かります。この帽子は、その線をわざと消しています。 街の名前で括るという発想が、そもそも3球団が同じ地下鉄でつながっていた時代から来ています。

参照: Subway Series(Wikipedia) / The 1950s Subway Series(National Postal Museum) / When was the first ever ‘Subway Series’?(Bronx Pinstripes)